リストの種類を表す「リストテンプレート ID」

投稿者: | 2020年9月19日

はじめに

SharePoint Framework 拡張機能のコマンドセットを開発する際に、どのリストにカスタムアクションを紐づけるのかを elements.xml の RegistrationId 属性で指定します。
RegistrationId にはリストテンプレート ID を指定するのですが、このリストテンプレート ID とはいったい何者なのか、SharePoint オンプレ時代から SharePoint に関わっていない限り何だかよく分からないと思うので、この記事で簡単に解説します。

リストテンプレート ID とは

リストテンプレート ID は、SharePoint のリストの種類ごとに割り当てられた ID です。
この ID を見ることで、リストがどのテンプレートから作成されたのかを識別することができます。
既存リストの リストテンプレート ID は、プログラムを通じて確認することが可能です。
PowerShell の場合、以下のようなコードで確認できます。

リストテンプレート ID の一覧

SharePoint 標準リストのリストテンプレート ID の一覧は、docs に掲載されています。
ListTemplateType enumeration

ただ、これを見ても分かりづらいと思うので、以下の日本語ドキュメントを見るのが良いと思います。
でもこのページはリストテンプレート ID の説明をしているページではないため、リストテンプレート ID の説明はページ後半の「型」の説明文章として記載されています。
List 要素 (リスト)

ということで、以下に該当箇所を抜き出しておきます。
今後追加されている可能性もあるので、最新情報は docs を見るようにしてください。

リストテンプレートIDリストテンプレート名
100汎用リスト
101ドキュメントライブラリ
102アンケート
103リンクリスト
104アナウンスリスト
105連絡先リスト
106Events リスト
107タスクリスト
108ディスカッション掲示板
109画像ライブラリ
110データソース
111サイトテンプレートギャラリー
112ユーザー情報リスト
113 Web パーツギャラリー
114リストテンプレートギャラリー
115 XML フォームライブラリ
116マスターページギャラリー
117コードなしのワークフロー
118カスタムワークフロープロセス
119 Wiki ページライブラリ
120リストのカスタムグリッド
130データ接続ライブラリ
140ワークフロー履歴
150ガントタスクリスト
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