2019年3月8日に SharePoint Framework v1.8 がリリースされました。
この記事では v1.8 の変更点について気になるところだけ抜粋して記載します。
詳細は以下のリリースノートを確認してください。
SharePoint Framework v1.8 release notes
Teams タブ
- v1.7 ではプレビュー版としてリリースされていましたが、v1.8 で正式サポートとなりました。
- 「Teams タブ」は SharePoint Framework の Web パーツの開発と同じ開発手法で開発したカスタムアプリケーションを Microsoft Teams に「タブ」として追加できるようにするためのソリューションです。
SharePoint Framework を使用した Microsoft Teams タグの作成
App ページ
- v1.7 では Single Part App Page と呼ばれていた機能が、App Pages としてリリースされました。
- App ページは、単一の Web パーツだけが配置された、ユーザーがページのレイアウトやコンテンツの変更ができないページを作成するためのソリューションです。
SharePoint Online での Single Part App Pages の使用
分離された Web パーツ (Domain isolated web parts)
- v1.7 ではプレビュー版としてリリースされていましたが、v1.8 で正式サポートとなりました。
- 通常の Web パーツは、Webパーツが配置されたページのコンテキストで動作しますが、分離された Web パーツは iFrame として作成されるため、別のコンテキストとして動作させることができます。
これにより、Web パーツで使用する API に対して Azure AD でアクセス許可を設定する際に、特定の分離された Web パーツに対してだけ、アクセスを許可するというような指定ができるようになります。
その他
- 古いバージョンの Fabric CSS をロードしないようにした
- Web パーツの背景色について、テーマの背景色を使用するようにするプロパティを追加した
- Web パーツのプロパティペインのコードを sp-webpart-base から sp-property-pane に移動した