Azure 仮想マシンに LAMP 環境を構築し WordPress を立ち上げる -その4-

By | 2015年6月8日

いよいよ本シリーズも最後になりました。
前回までで WordPress をインストールする準備が整ったので、今回は WordPress をインストールして初期設定を行い、WordPress が利用できる状態まで持って行きたいと思います。

WordPress 用データベースの作成

WordPress のインストールを行うため、まずはデータベースを作成します。

1. MySQL にログインする
TeraTarm でサーバーに接続して以下のコマンドを実行し、パスワードを入力して MySQL に接続します。

すると下記のようなメッセージが表示されます。

2. WordPress 用データベースを作成する
以下のコマンドを TeraTarm から実行し、WordPress 用データベースを作成します。

username と password の部分は任意の値に置き換えてください。

3. unzip をインストールする
WordPress のインストールファイルが zip ファイルなので、事前に unzip をインストールしておきます。
以下のコマンドを TeraTarm から実行し、unzip をインストールします。

4. WordPress を取得し仮想マシンに送信、解凍する
ローカルの PC にて http://ja.wordpress.org をブラウザで開き、WordPress の zip ファイルをダウンロードします。
その後、TeraTarm のメニューから[ファイル]→[SSH SCP]をクリックし、表示されたダイアログにて、[From]に WordPress の zip ファイルを指定し、[Send]ボタンをクリックして、ファイルをアップロードします。
最後にアップロードしたファイルを以下のコマンドで解凍します。

5. Apache のドキュメントルートを変更する
Azure 上の自サイトのドメイン(http://xxx.cloudapp.net)にアクセスしたら WordPress で作成したサイトが表示されるようになるよう、Apache のドキュメントルートの設定をします。

TeraTarm にて以下のコマンドを実行し、既定の設定ファイル (000-default.conf) をコピーして、新しい設定ファイル (blog.copnf) を作成します。

新しく作成した設定ファイルを vi で挿入モードで開き、 のタグの間に、 http://xxx.cloudapp.net にアクセスされたら WordPress が開くように以下の設定を追記します。
また、ログファイルの出力先も wordpress ディレクトリ内にまとめます。

serveradminname は任意の値に、ServerName は Azure 上のドメイン名に変更してください。

blog.conf への設定の追記が終わったら、TeraTarm にて以下のコマンドを実行し、blog.conf を通常使う設定ファイルとして指定します。

すると、以下のメッセージが表示されるので、blog と入力してください。

最後に Apache の再起動をして、ユーザーに WordPress への閲覧権限を付与します。

ここまでの設定がうまく行っていれば、以下の URL を Web ブラウザにて表示することができるはずです。
http://xxx.cloudapp.net/license.txt
※xxx の部分は、任意の URL に合わせて変更してください。

6. WordPress のインストールウィザード
これがいよいよ最後の手順です。
ここからは Web ブラウザのみでの作業となります。

Web ブラウザにて以下のサイトを開きます。
http://xxx.cloudapp.net/wp-admin/install.php

[さあ、始めましょう!]をクリックします。
wordpressinst1

データベース名、ユーザー名、パスワード、データベースのホスト名は、手順2で SQL 文に指定した値と同じものを指定してください。
テーブル接頭辞は「wp_」で特に問題ないかと思います。
すべて入力したら、[送信]をクリックします。
wordpressinst2

「wp-config.php ファイルの書きこむことができません。」というエラーが出力された場合は、仮想マシン上の /var/www/wordpress/wp-config.php ファイルを開き、ダイアログに表示されているテキストを貼り付けてから、[インストール実行]をクリックします。
wordpressinst3

必要事項を一通り入力し、[WordPress をインストール]をクリックします。
wordpressinst4

インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。
wordpressinst5

これで、一通りのセットアップが完了し、WordPress が使えるようになりました。

こうして頑張って作成した WordPress は、Azure Web Site の標準テンプレートに含まれる WordPress テンプレートと違い、データベースが ClearDB サービスを使用しないので、Azure の課金体系の中にデータベースの料金も含まれる形になりますし、Azure Web Site よりもパフォーマンスが良くなった気がします。

Linux 不慣れな私でもいろいろ調べながらセットアップができたので、みなさんもぜひお試しください。

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