2021年10月21日に SharePoint Framework v1.13 がリリースされました。
この記事では v1.13 の変更点についてまとめたいと思います。
元ネタは以下のリリースノートになります。
SharePoint Framework v1.13 のリリース ノート
これまでのリリースノートでは各変更点を詳しく説明する資料があったのですが、今回はそういったものが無いのでリリースノートに書いてあること以上のことは現時点では書けません。
追々自分で検証して確認していきたいと思います。
なお、SharePoint Framework v1.13 に対応した Docker イメージは Docker Hub からダウンロード可能ですが、お勧めはこの記事で紹介している Visual Studio Code Remote Container を使用した方法なので、こちらから Dockerfile をダウンロードして Remote Container で環境作っていただければと思います。
ローカルワークベンチの削除
このリリースでローカルワークベンチがついに削除されました。
今後は、SharePoint Online のワークベンチを使ってデバッグをすることになります。
そもそも、ローカルワークベンチでは SharePoint API も Teams API もコンテキストが取れずに使用することができなかったので、それほど影響はないのかもしれません。
この変更とあわせて、オンプレ用の SharePoint Framework ソリューションも作成できなくなりました。
オンプレ用として SharePoint Framework を使用したい場合は、v1.12.1 以前を使用する必要があります。
各種更新
細かなところで、以下の更新が含まれます。
- Viva Connection の拡張機能開発への対応
- Microsoft Teams SDK を v1.10 にバージョンアップ
- React を v16.13.1 にバージョンアップ
- TypeScript を v3.9 にバージョンアップ
- 新しい画像レンダリング API のリリース